PyCon JP 2016 で型ヒントについて発表しました

2016/9/20〜24 に開催された PyCon JP 2016 で「型ヒントについて考えよう!」というタイトルで発表しました. 発表資料と簡単な感想をまとめておきます.


Python の型ヒント (Type Hints) は Python 3.5 から導入され, 昨年の PyCon JP 2015 でも良い発表が行われていたのですが, まだ多くの開発者が利用するには至っていないように感じています.

この発表では型ヒントの背景や, 型ヒントの書き方, 型ヒントを利用できるツールについて紹介し, 他の言語の型アノテーションとの比較を通じて, Python の型ヒントの良いところ・悪いところをお話ししました. 型ヒントについてより多くの方に知ってもらい, 自分のプロジェクトに合った使い方をしてほしいというのが目標だったので, この発表を聞いてみなさんに是非型ヒントを利用してもらえると良いなと思っています.

このトークはカンファレンス最終日の最後のセッションでしたが100人以上の多くの方に聞いていただきました. 発表の動画やスライド等は以下の場所で公開されています.

資料

スライド

型ヒントについて考えよう! from Yusuke Miyazaki

スライド中のサンプルコードは GitHub で公開しています.

動画

Togetter

しっかり学んで有効に使おう!Python3.5からの新機能「型ヒント」を知る #pyconjp #pyconjp_203 – Togetterまとめ」としてまとめられています.

その他の資料

今年の Keynote スピーカーの一人の @vlasovskikh は型ヒントに関して大きく貢献している一人で, Keynote (動画スライド) 中でも型ヒントについて触れていました.

型ヒントに関する資料については, スライド中で紹介した資料の他にも Python のtyping モジュールについての公式ドキュメントや, 当ブログにも Python 2 における型ヒントについての記事があります.