論文執筆を支える継続的インテグレーション: Git から Amazon S3 まで

この記事は CAMPHOR- Advent Calendar 2017 8日目の記事です.

学位論文を書く季節になってきました.論文を書く際にはきちんとバックアップを取っておかなければならないなど,実際の執筆以外でも気を遣わなければならないことが多くあります.この記事では,ソフトウェア開発における継続的インテグレーション (CI) や継続的デリバリー (CD) の考え方を取り入れ,様々なツールを活用することで,論文の執筆に集中できる環境を整備する方法を紹介します.

“論文執筆を支える継続的インテグレーション: Git から Amazon S3 まで” の続きを読む

Docker Compose でカーネルパラメータを設定する

2016年7月にリリースされた Docker 1.12.0 から docker run --sysctl net.core.somaxconn=65535 などとすることによって, コンテナ内のカーネルパラメータを調整できるようになりました. Docker Composeではこのオプションに対応する設定がありませんでしたが, 2017年1月にリリースされた Docker Compose 1.10.0 からカーネルパラメータを設定できるようになったので, 簡単に紹介します.
“Docker Compose でカーネルパラメータを設定する” の続きを読む

CircleCI で LaTeX 原稿の CI を実現する

\LaTeX を使って論文等の原稿を書いている際に, 複数人で同時に編集したり, ファイルをコミットし忘れたりした結果, 原稿がきちんとコンパイルできなくなることがあります. この記事では CircleCI を用いて Git でバージョン管理している \LaTeX 原稿の継続的インテグレーションを実現する方法を紹介します.

2017/12/8 追記: この記事では CircleCI 1.0 を利用しています.CircleCI 2.0 を使って CI を行う「論文執筆を支える継続的インテグレーション: Git から Amazon S3 まで」という記事を書きましたので,興味のある方はそちらもご覧下さい.

“CircleCI で LaTeX 原稿の CI を実現する” の続きを読む

Debian 9 stretch では aufs をデフォルトで利用できない

aufs は union mount を実現するファイルシステムの一つで, Docker が利用しているファイルシステムの一つです.  2017年にリリースされれる可能性が高い Debian 9 stretch では aufs が標準のカーネルでは利用できなくなり, DKMS を用いて導入する必要があります.

“Debian 9 stretch では aufs をデフォルトで利用できない” の続きを読む