2017/9/7–10 に開催された PyCon JP 2017 に参加し,「Introducing wsgi_lineprof」という LT 発表をしてきたので簡単にまとめます.PyCon JP (2013年は APAC) には 2013 年から参加しており,今年で5回目の参加になりました.
トークセッションについて
今年は途中休みながらトークセッションに参加していました.参加したトークのリストを以下に挙げておきます.
- 9/8
- ベンリに使おう変数アノテーション – typing.pyとの楽しいお付き合い
- Pythonとパッケージングと私
- プロダクト開発して分かったDjangoの深~いパーミッション管理の話
- Secrets of a WSGI master.
- 9/9
- Reactive Programming on AWS Lambda in Python
- Clearer Code at Scale: Static Types at Zulip and Dropbox
- Pythonをとりまく並行/非同期の話
自分が参加したトークセッションは全体的に良い内容のものが多かったように思います.クロージングで表彰された3つのトークのうち,2つを生で聞くことが出来ました.
昨年は型ヒントについて発表をしていたのですが,今年も型ヒント関係の発表が2つあり少しずつ型ヒントが受け入れられているように感じました.「Clearer Code at Scale: Static Types at Zulip and Dropbox」を発表し,mypy の開発者の一人でもある Greg Price 氏とは発表の後に色々とお話しできたのが良かったです.
PyCon に参加して型ヒントに興味を持った方がいれば,ぜひ mypy Playground を使って気軽に Python の型ヒントを使った静的型検査を試してみて下さい!
LT について
利用した交通機関の都合で早く会場に到着しすぎたこともあり,1日目の LT の発表枠を得ることが出来たので「Introducing wsgi_lineprof」というタイトルで LT をしました.
発表の様子:
「ギャル語ほんやく/WSGI/ISUCON/人権/仮想通貨取引/OSF/Docker/処理系/音声認識! #pyconjp 2017 LT 初日」をトゥギャりました。 https://t.co/u9M41Ksn3I
— トゥギャッター開発まとめ (@tg__dev) September 9, 2017
wsgi_lineprof は昨年末に作り始めたプロジェクトです.今回の LT 発表をする上で,どのような背景で作ったプロジェクトなのか,どのような設計思想を持っているプロジェクトなのかを自分の中で改めて整理することが出来た気がします.自分の作ったものをきちんと発表することの重要性を実感しました.
Python Boot Camp
Python Boot Camp の第一回の Python Boot Camp in 京都 というイベントを昨年に開催したことがあるのですが,その後も Python Boot Camp が全国で開催されています.今回の PyCon では Python Boot Camp をメインで運営している一般社団法人 PyCon JP の皆さんを始め,全国各地の開催地の皆さんとお話しすることが出来ました.
Python Boot Camp の講師、スタッフ、各地域の現地スタッフが勢ぞろい!!広がってる感すごい #pyconjp #pycamp pic.twitter.com/oLhJZiBgTU
— Takanori Suzuki (@takanory) September 9, 2017
最後に
今年も楽しい PyCon JP を開催して下さった運営の皆さんや,スピーカー,参加者,スポンサーの皆さん,ありがとうございました!