論文執筆を支える継続的インテグレーション: Git から Amazon S3 まで

この記事は CAMPHOR- Advent Calendar 2017 8日目の記事です.

学位論文を書く季節になってきました.論文を書く際にはきちんとバックアップを取っておかなければならないなど,実際の執筆以外でも気を遣わなければならないことが多くあります.この記事では,ソフトウェア開発における継続的インテグレーション (CI) や継続的デリバリー (CD) の考え方を取り入れ,様々なツールを活用することで,論文の執筆に集中できる環境を整備する方法を紹介します.

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Debianでgit logが文字化けする問題の修正

Debianでgitのカラー表示を有効にしていると, git logを実行した際に以下のように一部の文字が文字化けしてしまいます.

git log 文字化け例

これはgit logを出力する際のデフォルトのpagerであるlessが適切にカラー表示を行ってくれないために起こります. この問題を解決するためには, gitで利用するpagerの設定を変更する必要があります.

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git aliasで入力量削減と美しいログ表示

gitを多用していると

$ git status
$ git checkout master

などと打つのが, だんだん面倒になってくる. そこで以下のようにaliasを設定すると

$ git config --global alias.st status
$ git config --global alias.cm commit

このように入力量を減らすことが出来ます!

$ git st
$ git co master

さらに

$ git config --global lg = log --graph --pretty=format:'%Cred%h%Creset -%C(yellow)%d%Creset %s %Cgreen(%cr) %C(blue)<%an>%Creset' --abbrev-commit --date=relative

と設定しておくと, git lgと入力するだけで以下のような美しいログ出力を得ることが出来ます.

git_lg

aliasの設定は~/.gitconfigに書いておけるので, そちらの方が楽かもしれません.

参考までに今使っている.gitconfigはGitHubで公開しています.