さくらVPS のコントロールパネルでは, リモートコンソール機能が提供されていて, ブラウザ上から仮想シリアルポートを通じてサーバーを操作出来ます. 標準で提供されている CentOS や, さくらインターネットが提供しているカスタムOSではこの機能が設定済みなのですが, 手動でISOイメージからインストールすると, この機能を利用することが出来ません.
ここでは ISO イメージからインストールした, Debian 7 wheezy でリモートコンソール機能を利用する方法を説明します. なお, CentOS 5 向けの情報はさくらのサポート情報にて公開されています.
/etc/inittab の末尾に以下の行を追加します.
co:12345:respawn:/sbin/getty -L ttyS0 115200 vt100
/etc/default/grub の
GRUB_CMDLINE_LINUX_DEFAULT="quiet"
の行を次のように書き換えます.
GRUB_CMDLINE_LINUX_DEFAULT="quiet console=tty0 console=ttyS0,115200n8r"
以下を実行して GRUB を更新します.
sudo update-grub
サーバーを再起動して, 起動の様子がリモートコンソールから確認でき, ログイン出来ればOKです.