macOS High Sierra へアップデートすると,SSD が搭載されている端末ではシステムのボリュームのファイルシステムが自動的に HFS+ から APFS に変換されます.その他の HFS+ のディスクもディスクユーティリティを使って APFS に変換することが出来ますが,Time Machine に利用しているディスクを APFS に変換してはいけないようです.
更新: macOS Big Sur 11 以降では Time Machine のバックアップ先として APFS を利用できます.
外付けディスクの Time Machine と APFS
従来から Time Machine で利用する外付けのディスク (USB や Thunderbolt で接続された HDD など) は HFS+ でフォーマットされていました.システムボリュームのファイルシステムを APFSにアップデートしても,これまで通り HFS+ でフォーマットされたディスクに Time Machine を使ってバックアップできます.
しかし,現時点で Time Machine はバックアップ先の外付けディスクのフォーマットとして APFS をサポートしていません.APFS でフォーマットされたディスクをバックアップ先として指定すると,HFS+ で再フォーマットされるようです.簡単な表で対応状況をまとめます:
バックアップ元 | バックアップ先 | サポート |
---|---|---|
HFS+ | HFS+ | OK |
APFS | HFS+ | OK |
HFS+ | APFS | NG |
APFS | APFS | NG |
ディスクユーティリティから Time Machine 用のディスクを APFS に変換すると痛い目を見ることになるので注意しましょう.