現在は OS X Yosemite 用のパッチを当てる処理が, Homebrew の gcc formula に入った (https://github.com/Homebrew/homebrew/pull/32039) ので, brew install gcc とするだけで GCC をインストールできます. 以下は旧情報になります.
OS X Yosemite では GCC をコンパイル時にエラーが発生するため, Homebrew 等で GCC をインストールすることが出来ません. 先日 OS X Yosemite Developer Preview 4 / 5 で GCC 4.9.1 をコンパイルするためのパッチが公開され, これを適用することで GCC をインストール出来るようになりました.
パッチについて
このパッチは GCC Bugzilla で提案されており, 現時点でマージされているものではないので, このパッチを利用するかは自分自身で判断してください.
Homebrew
ここでは Homebrew を使って, パッチを適用して GCC 4.9.1 をインストールする手順をまとめます.
- brew update を実行し, 最新の Formula を取得しておく
- brew edit gcc を実行し, Formula を編集する
- 以下のパッチを適用するコードを適当な場所に追加します. Leopard 未満の場合パッチを適用するコードが 50 〜 58 行目にあるので, この前後あたりが良いと思います.
- 編集を終了して, brew install gcc を実行して, GCC をインストールします.
patch do url "https://gcc.gnu.org/bugzilla/attachment.cgi?id=33180" sha1 "def0cb036a255175db86f106e2bb9dd66d19b702" end
更新
- OS X Yosemite Developer Preview 5 でも同じパッチで動作することを確認. (2014/8/8)