Docker Compose でカーネルパラメータを設定する

2016年7月にリリースされた Docker 1.12.0 から docker run --sysctl net.core.somaxconn=65535 などとすることによって, コンテナ内のカーネルパラメータを調整できるようになりました. Docker Composeではこのオプションに対応する設定がありませんでしたが, 2017年1月にリリースされた Docker Compose 1.10.0 からカーネルパラメータを設定できるようになったので, 簡単に紹介します.
“Docker Compose でカーネルパラメータを設定する” の続きを読む

CircleCI で LaTeX 原稿の CI を実現する

\LaTeX を使って論文等の原稿を書いている際に, 複数人で同時に編集したり, ファイルをコミットし忘れたりした結果, 原稿がきちんとコンパイルできなくなることがあります. この記事では CircleCI を用いて Git でバージョン管理している \LaTeX 原稿の継続的インテグレーションを実現する方法を紹介します.

2017/12/8 追記: この記事では CircleCI 1.0 を利用しています.CircleCI 2.0 を使って CI を行う「論文執筆を支える継続的インテグレーション: Git から Amazon S3 まで」という記事を書きましたので,興味のある方はそちらもご覧下さい.

“CircleCI で LaTeX 原稿の CI を実現する” の続きを読む

Debian 9 stretch では aufs をデフォルトで利用できない

aufs は union mount を実現するファイルシステムの一つで, Docker が利用しているファイルシステムの一つです.  2017年にリリースされれる可能性が高い Debian 9 stretch では aufs が標準のカーネルでは利用できなくなり, DKMS を用いて導入する必要があります.

“Debian 9 stretch では aufs をデフォルトで利用できない” の続きを読む

WSGI ミドルウェアとして使えるラインプロファイラを作った話

この記事は CAMPHOR- Advent Calendar 2016 の1日目の記事です.

Python の WSGI ミドルウェアとして使えるラインプロファイラ wsgi_lineprof を作成しました. wsgi_lineprof は Django や Pyramid, Flask, Bottle などの WSGI 互換のアプリケーションやフレームワークと組み合わせて利用できるようになっています.

“WSGI ミドルウェアとして使えるラインプロファイラを作った話” の続きを読む

dein.vim を用いて Merlin を遅延読み込みする

Merlin は OCaml のための Vim や Emacs から利用可能な補完機能を提供しています. デフォルトの Vim プラグインのインストール方法では, Vim の起動速度に悪影響を与えるため, プラグインマネージャー dein.vim を用いて遅延読み込みする方法を紹介します.

“dein.vim を用いて Merlin を遅延読み込みする” の続きを読む